T社様ほか多数:金属製部品・部材の使用中のトラブルの原因調査および対策立案
T社様ほか多くの石油化学プラント企業様では多くの種々の機械メーカーが製作した製造設備・装置を用いて製品を製造しています。
抱えていた課題・ニーズ
石油化学プラント企業様では、その操業中にトラブルが発生して製品の生産ができなくなるケースがあります。 具体的的には、製造設備・装置を構成する部品・部材の破損等による生産中止のトラブルも少なくありません。 これら企業様では製造設備・装置の機構に関しては高い技術力と経験に基づくノウハウをお持ちです。 しかし、生産中止トラブルが製造設備・装置の部品・部材の破損の場合にはその原因調査に時間を要することが少なくありません。 そこで、弊社に部品・部材の破損調査とあわせて再発防止策立案もご用命いただきました。
ご提案したコンサルティング内容
生産中止トラブルの原因となった部品・部材の破損の例を以下に示します。これらに関して、弊社に原因究明・対策立案のご依頼をいただきました。
・圧延ロールの微細クラック調査
・流体ノズル周り溶接部の油漏れ原因調査
・SUS304溶接部の腐食調査
・銅パイプ銀ロウ部の剥離現象調査
生産現場を現認させていただくとともに、必要に応じて破損した部品・部材の一部をご提供いただき分析、試験、解析を行うこと等によりトラブルの原因を特定いたしました。
その結果、部品・部材の材質の変更や溶接材料および溶接施工条件の見直し適正化の対策を提供いたしました。
成果や結果
T社様ほかの石油化学プラント企業様では、弊社が提示させていただきました対策の実行により、突発的な生産中止トラブルの発生頻度を劇的に低減することができました。